’07.1.30

昨年11月頃から右腕を痛め、12月に整形外科で「テニスひじ」と診断されました。手首の使いすぎで、ひじ周辺の筋肉や腱に炎症を起こすのだそうです。「手を使わない」ことが最良の治療で、痛み止めの薬や湿布は対症療法にすぎません。でもその「手を使わない」ことは、ピアニストには不可能・・・結局治らないまま2ヶ月以上経ってしまい、痛みがどんどんひどくなってきました。

昨日からピアノも弦を外されて弾けないし、一緒に私もここできちんと休もう、と思いました。

’07.1.29

今日から自宅のピアノ(ディアパソン210-E)の大修理・弦の総張替えです。このピアノは今年で24歳なのですが、一昨年ごろから、高音部の弦がひんぱんに切れるようになってきました。

ピアノの弦1本あたりの張力は約90kg。ピアノ1台に225〜230本の弦が張られているので、総張力は約20tにも達します。それだけの力を鉄骨部分が支えているのですが、その鉄骨が微妙に歪んでくることがあり、弦がよく切れる原因にもなるのだそうです。

このような場合、すぐに新品のピアノへ買い換えるよう勧める業者も多いようですが、お世話になっている調律師さんによると「ピアノ本体に欠陥がない限り、買い換える必要はない」とのこと。今回は弦総張替えの処置をお願いすることになりました。

低音部の巻線(ピアノ線に銅線を巻きつけた太い弦)は、浜松の工場で作ってもらう必要があるため、1週間以上ピアノが弾けない状態になります。昨年からずっと本番続きで、なかなか処置をお願いできずにいましたが、やっとピアノも一休みです。

弦を全て外されたピアノは、まるで眠っているようです。20tもの張力から開放されて、何だかとてもリラックス(脱力?)しているように見えます。1週間ゆっくりおやすみなさい・・・。

私はその間、電子ピアノ(ヤマハ・クラヴィノーヴァCLP-170)で練習です。

 

’07.1.23

話題の「岩盤浴」を初体験してきました。サウナはすぐのぼせてしまって苦手だったのですが、岩盤浴は横になっていればいいので、とても楽でした。

最近「冷えは万病の元」と痛感し、自宅のお風呂でもじっくり温まるようにしているのですが、さすが岩盤浴、これまで体験したことがないくらいの汗が出てびっくり! 作務衣(これに着替えるよう言われる)がびっしょりになりました。

今日は、夜になると冷え切ってしまう手や足の先が冷たくなりませんでした。人気が出るのも解ります。

演奏家は、練習で長時間、ずっと同じ姿勢で筋肉を酷使します。何しろ体力勝負の仕事なので、その体力維持のため、そして凝り固まった筋肉をほぐすためにトレーニングをしている方も多いです。水泳やジョギング、ヨガ、ジムでのトレーニングなど、手をケガする心配のないものが定番。私は「スポーツは見るだけ」で「よく歩く」位がせいぜいでしたが、岩盤浴に慣れてきたら、今度は高温多湿の中で行う「ホットヨガ」にもチャレンジしてみようかな・・と思い始めています。

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