’07.5.18

横須賀のFM局「FMブルー湘南」の番組に、またお邪魔させていただきました。

昨年秋から右肘を痛めて治療していたこと、そして、6/3のリサイタル「ピアノ名曲コンサート vol.2」について、お話しさせていただきました。

「故障をきっかけに自分の奏法や表現を見直す、とは、前向きですね!」とパーソナリティの鈴木初音さん。鈴木さんのHPに写真も載せていただきました。リンクを貼らせていただいていますので、ご覧下さい。

 

’07.5.14

6/3のリサイタルのため、井上二葉先生のレッスンを受けてきました。

恥ずかしいことですが、以前の私は先生の仰ることをすぐに理解して音楽に出す、という当たり前のことがなかなか出来ませんでした。レッスンから2年くらい経ってやっと「あのレッスンで先生が仰ったのはこれだったか・・」と気づくことさえありました。

そんな生徒を、いつでも温かく迎えて下さる先生。レッスンの度に、先生の要求するレベルは果てしなく上がっていきます。耳を最大限に澄まし、頭を最高速で回転させて(いるつもり)、必死で勉強。ほうほうの体で帰宅後は、今日のレッスンビデオ(いつもご許可を頂いて録画しています)を見て、再研究。

「世間の流行に惑わされず、自分の理想を表現していきなさい。迷ったら、作曲者本人の前で演奏する、と思いなさい。」と仰った先生。自分に今ひとつ自信を持てずにいた私にとって、とても有難いご助言でした。心に刻みたいと思います。

 

‘07.5.13

ソプラノの森麻季さんのリサイタルを聴いてきました(ピアノは山岸茂人さん)。CDやテレビで、その美声に感動し、ぜひライブを聴きたいと思っていましたが、本当に聴く人を幸せにさせるような、素晴らしい声・演奏でした。ピアノの山岸さんも、勘所を見事に押さえた名演でした。

メディアでもお話しされている事ですが、森さんはご自分の細くて柔らかい声を欠点だと思い、周りからも「オペラ歌手はもっと太って大きな声が出せなければ」と言われて悩んだこともあったのだそうです。でも、名テノールのプラシド・ドミンゴ氏や指揮者・小澤征爾氏に認められ、「あなたの声は、特別な美しい音色を持っている」と賞賛されて、その助言を信じて研鑽を積んだ結果、今があるとのことです。

自分の持ち味を出来るだけ早く知り、それを磨いていくこと。その上で自分の可能性を少しずつ広げていくのは、とても難しいことです。自分のことなのに、その自分が見えなくなってしまうことがあるからです。でもそのままでは、いつまでも自分に確信が持てず、周りに振り回されて終わってしまう・・・。私ももっと「自分の音・音楽」を心して大切にしていかなければと、改めて思いました。

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