’08.9.8

9/15のリサイタルのため、会場の藤沢リラホールを借りて、通し練習をしました。自分の体調・集中の具合も、かなりつかめるようになって来ました。

天井・壁・床すべて木のリラホールは、音色も雰囲気もとても温かです。このホールでのリサイタルが3回目になることに、改めて感謝の気持ちがわいてきました。お客様には、本当に良い気分で聴いて頂きたい・・・音色と音楽の流れを特にチェックしました。

帰宅後はもちろん録画をチェック。「メゾピアノ(音量指示用語・やや弱く)からメゾフォルテ(やや強く)の段階を、音色のニュアンスも含め、もっと多くしたい」「歌いきれていない音」など微調整部分が更に見つかりました。あと1週間、心身ともにリラックスさせて臨みたいです。

 

’08.9.1

井上二葉先生のレッスンを受けてきました。今回はショパン「バラード 第3番」です。先生も9/14に中国でのリサイタルを控えていらっしゃり、お忙しい中をお邪魔しました。先生のプログラムにも、この「バラード 第3番」が含まれているとのこと、恐縮です。

「音色・流れやテンポも良いから、後は細かい部分だけね」とのお言葉に、少しだけホッとするのもつかの間、冒頭部分から音色(強弱や表情)の変化、タッチの深さ加減、ハーモニーの厚みなど等・・みっちりとレッスンして頂きました。演奏は、ほんの少しのことで響きが豊かになったり、流れがずっと心地良くなったりします。現役の演奏家でいらっしゃる井上先生、ちょっとした腕や手の動き加減にも「弾く立場」からアドバイスを下さいます。浮つき気味だった手も、落ち着いてきました。

今年に入ってからも、自分の感性ばかりを前に押し出そうとしていた時期がありました。「自分がどう感じているか」それももちろん重要です。でも本当に内面が豊かになっていたら、自然と曲の理解も深まるもの。押し出そうとするのは硬さになり、様式美を大切にするクラシック音楽の場合、音楽の流れが壊されることもあります。やっとそれに気づき、押し出したい焦りから開放されてきました。

スポーツと同様、メンタル面はとても大事です。 帰宅後はレッスンの録画を見ながら復習です。

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