’08.12.17

「フルーティなクリスマスコンサート vol.8 青木三木栄フルートリサイタル」で共演させていただきました。ミューザ川崎の市民交流室は、約100席。小規模ながらも響きが良く、スタインウェイB型のグランドピアノを備え、本格的なコンサートも出来る雰囲気の、素敵な会場です。

今日は生憎の雨でしたが、青木さん曰く「お客様の笑顔に支えられて」、とても和やかなリサイタルとなりました。今回のプログラムは、前半がフルートの王道とも言われるクラシック作品3曲。後半はおなじみのミュージカルナンバーや日本の歌、ジャズ風アレンジの曲やピアソラのタンゴと、多彩な7曲で進み、恒例となったクリスマス曲でのアンコールでしめられました。

ピアノの状態もとてもよく、ゲネプロではホッとしましたが、本番では集中とリラックスがアンバランスになったところもあり、反省です。

青木さんは音楽に対する姿勢がまっすぐで、ケレンやごまかしが無く、今回の共演でも本当にたくさんのことを学ばせていただきました。感謝です。

 

’08.12.15

 

2009年春ごろリリース予定の2ndCD、レコーディングする曲がやっと最終決定しました。10月に挙げた候補曲から選ぶために、ずっと弾いて考え続け、迷ってきましたが、私自身すんなりと落ち着く曲目になりました。リサイタルで弾いた曲も多いですが、決して慣れで弾かないよう、改めて楽譜の読み込みをしています。ドビュッシーの作品を中心にする予定です。

 

’08.12.8

やっと冬らしい寒さになったせいか、これまでの緊張や疲れが出たのか、肩の痛みがひどくなってきました。ピアノを弾く前後には必ず体操をするのですが、痛みで肩が上がりません。すわ五十肩か?と焦りましたが、ドラッグストアで肩に沿って貼れる使い捨てカイロを発見。これがとても良く、痛みも凝りもだんだん治まってきました。普段から暑がりで、寒いのは苦にならないのですが、やはり冷えは大敵。この冬は十分気をつけて、温めるようにします。

 

’08.12.1

12/17(水)「青木三木栄さんフルートリサイタル」の合わせが始まりました。合わせは今日を含め4回。青木さんとはこれまで何度もご一緒させていただいていますが、リサイタルは曲数も多いですし、初共演の曲もありましたので、合わせの回数も多めにしました。私はひらめきで演奏する「天才型」ではなく、「慎重・積み重ね型」ですので、スケジュールが許せば合わせも多いほうが助かります。

青木さんは、東京宝塚劇場や劇団四季など、ミュージカルのフルートプレイヤーとしてもご活躍です。音色のイメージが豊かなのはもちろん、「ステージごとに違う吹き方をしても良い」現場を積まれていて、音楽的な懐が深いと思います。私もこの1年で、以前より少し自信がついてきました。「ただ合わせる」だけでなく、もっと全体の流れを俯瞰して、青木さんのイメージを受け止めて昇華したいと思います。

’08.11.22

「関東学院大学管弦楽団 第4回定期演奏会」で、グリーグ「ピアノ協奏曲」を共演させていただきました。今回のプログラムは、モーツァルト「『魔笛』序曲」・グリーグ「ピアノ協奏曲」・ドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界より』」の3曲。名曲揃いです。

賛助出演された卒業生の皆さんは、在学中から「ピアノコンチェルトをやりたい!」とずっと思っていらしたそうです。「それが実現して嬉しい」とのお話も伺いました。私も演奏する曲は1曲ですが「ぜひとも今回の定演を成功させたい」と思って練習を積んできました。

タイムテーブルの都合上、ゲネプロの後本番まで6時間ほどあったため、いったん自宅に帰宅しました。ゲネプロの録画を聴いて、バランスの最終チェックをし、あとはひたすら休息しました。

そして本番。今日は12月のような寒い日でしたが、たくさんのお客様においでいただきました。プレッシャーもかなりありましたが、今まで積んできたことを信じて落ち着いて弾こうと努め、自分の音、そして一生懸命に演奏しているオーケストラの音にひたすら耳を傾けました。プログラム後半の「新世界より」は客席で聴かせていただきましたが、指揮者とオーケストラが更に一丸となっていて、迫力さえ感じました。

プロのオーケストラでも、技術的には完璧でもつまらない演奏がたくさんある・・・それが現実です。公演数が多ければ疲れも出ると思いますが、何より「この曲は美しい! 弾いていて楽しい!」という演奏者本来の喜びが伝わってこないと、本当にがっかりしてしまいます。

それに、何度も演奏している曲に対する悪い意味での慣れ。これはとても恐ろしい。現在師事している井上二葉先生は「弾き慣れている曲でも、いつも『もっと良くしよう』と思っていなければだめ。」と仰いますが、本当にその通りだと思います。これからも一つの曲、一回のコンサートに魂を込めていきたいと思います。

 

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