‘09.12.4

風邪をこじらせて肺炎になってしまい、3週間近く治療をしていました。
11月初めから、いつもと違う疲れを感じてはいたのですが、それなのに「単なる気疲れだろう」と勘違いし、ピアノの練習もしていました。私は多少の不調では食欲が落ちないのですが、今回全く食べられなくなり、あわてて病院にいきました。

インフルエンザでなくてホッとしたものの、固形物を食べられるようになるまで1週間、通常の半分量を食べられるまでにまた1週間、3週間たってやっと「お腹がすいた」という感覚がよみがえってきました。

行くと約束していたコンサートや同窓会も失礼することになってしまい、残念でした。

今年ももう12月。この冬は意識して暖かく過ごし、春からのコンサートに備えたいと思います。

 

‘09.11.9

自宅のピアノ調律。今日も、いつも丁寧なお仕事をして下さる横須賀のサウンドウェーブ(http://pika2piano.com/)の斎藤雅顕さんにお願いしました。
斎藤さんには、自宅のピアノ調律と、横須賀のリサイタルのコンサート調律をお願いしています。

ただ音色が良くなっただけでなく、ハーモニーが美しく感じます。
26歳になるこのピアノ。これまで鍵盤交換、ハンマー交換、弦の総張り替えと、大きな手入れを施してきました。
人と同じで、年をとるにつれて音のきらびやかさや勢いは減っていくのかもしれません。でも、若いピアノにはない味わいを感じます。このピアノとともに自分が歩んできたからこそ、そう感じるのかもしれません。
「1日でも長く、一緒に歩いていこう」と改めて思いました。

 

‘09.10.28

3日前のイベントの後、2日間、耳が変でした。ピアノを弾いていても、音が耳から頭や心に入らず、ただ耳をスルーしていくようなのです。「聞こえ」に異常を感じたわけではないので、とにかく急ぎ以外のことは休むことにしました。

以前に知人から「突発的難聴」の話を聞いたことがありました。ある日突然耳が聞こえなくなり、耳鼻科に駆け込んだところ、そう診断されたのだそうです。
医師によると、耳そのものに異常はなく、原因はストレスの蓄積とのこと。「ひたすら休むしか治療法はない。このまま無理を重ねると、本当に聴力を失ってしまう恐れがある。」と言われて驚いた知人は、仕事をしばらくキャンセルし、休むことに専念して無事回復しました。

今回もこのような耳の異常を色々と聞いて知っていたおかげで、あわてずに済み、聞こえも戻りましたが、自分の身体の声を聴く大切さを改めて思い知りました。

 

‘09.10.5

コンサートが終わってホッとする度に、無性にしたくなる「何か」があります。
「ひたすら本(活字)を読みたい」「絵(アート)を見たい」だったり。または「○○が食べたい」「歩きたい」などなど・・・。
9/27のリサイタル後は、それらが一気にやってきました。

「コンサートに行きたい」もあります。ソロリサイタルの直前は、他の方の演奏を聴くと、どうしても自分の中に迷いが生まれてしまうため、一時的に「封印」せざるを得ないからだと思います。
これまでも行きたいコンサート、友人や知人のコンサートに行けなくて、何度も涙を飲んできました・・・。
今は色々なコンサートに出かけたり、録りためたビデオを観たりしています。

出かけたついでに足をのばして散歩したり、図書館や書店、楽譜店に入り浸って、前々から欲しいと思っていた楽譜や本を購入。
私は「衝動買い」がなかなか出来ない性質で、「今度もっと時間がある時に、ゆっくり見て買おう」と思っているものが結構あります。
今日買ったのはハンガリーの作曲家・G.リゲティの「ピアノエチュード集」。
ピエール=ロラン・エマール氏のCDを聴いて感動して以来、ぜひ楽譜も欲しいと思っていました。
あと、とてもオーケストラを聴きたい気分なので、オーケストラ関連の本。来年のリサイタルで主に取り上げる、ショパン関連の本や楽譜も購入。本はどれもじっくり時間をかけて繰り返し読みたい本です。

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