’11.4.17
〔久しぶりのコンサート〕

昨日出演するはずだった「ユニセフ・チャリティーコンサート」、
主催者の方が「震災による自粛」の判断をされ、中止になってしまいました。
残念でしたが、仕方がない・・・
聴きに行きたいと思っていた他のコンサートも、様々な公演が中止になってしまって行く機会がなく、生の音やホールの雰囲気に飢えていました。

今日は、たまたま町内会の掲示板で見つけた、近所で行われるコンサートに足を運びましたが、ホワイエやホール内の雰囲気、開演前のドキドキ感、演奏者のひたむきな姿・・・
とても楽しむことが出来ました。
「私もいつも以上に『来て良かった』と感じていただけるコンサートがしたい・・・」
改めてそう感じました。

’11.4.15
〔通し練習〕

4/24に「ピアノ名曲コンサート vol.6−ソナタの名曲」を行う「ヨコスカベイサイドポケット」を借りて、通し練習をしてきました。
ナレーションの伊礼清子さんも、ご一緒下さいました。

今回、「自己選択曲」としてプログラムに入れていた、ショパン「バラード第3番。」
他の曲に変えたほうが良いかどうか、悩みました。
ショパンが作曲のヒントを得たと言われる詩が、歌声で人を引き寄せ、水の中へ引きずりこむ水の精を描いたものだったからです。

伊礼さんや井上二葉先生、「スカぴあ」でご一緒する宮川久美さんにご意見を伺ったところ、皆様が
「あまり気にしなくても良いのでは?」
「チラシに載せた曲を変えないほうが良い」
とのお返事。
確かに、ショパンがこの曲で意図したのは、詩の描写ではありません。
元の詩のストーリーを読んでいただく予定だったナレーションを書き換え、曲の構成に関することにポイントを置いた文章にしました。


曲のことも含め、今回の震災に対しての様々な対応で、疲れがひどかったのですが、弾いていてやっと自分の中から「しゃべる」感覚が戻ってきて、ホッとしました。
曲全体、コンサート全体を大きくとらえようと心がけ、小さなことはあまり気にせずに進めていけるようになってきました。
迷いを捨てて、集中していきたいと思います。

Indexのページを新しいウインドウで開く>