2013.1.30/2.13 【FM収録】

横須賀ゆかりのピアニストグループ「スカぴあ」では、ラジオ番組も持っています。
FMブルー湘南(78.5MHz) で、毎週土曜日AM10:30〜10:50放送の「スカッとスカぴあ」。
現在は、対象地域以外でもパソコンで聞けるようになりましたので、より多くの皆様にお楽しみいただいています。
(「FMブルー湘南」→「サイマル放送」で、ご検索下さい)

4人のメンバーが月替りで出演し、主にテーマとなる曲を決めてお話しするこの番組。
1年に3回、担当が回ってきます。
今回は2月分の収録をしてきました。


今月のテーマは、3/3のリサイタルでも演奏する、シューマンの「森の情景 op.82」です。
1週目は、作曲者シューマンについてと、「森の情景」の概要。
2〜4週目には、全9曲について3曲ずつお話ししました。

この番組は、以前はパーソナリティさんとの対話形式でしたが、
月替り出演になってからは、一人で話すスタイルになっています。
曲を流しながらの20分間とはいえ、採り上げる曲について漠然とした知識でいては、とてもマイクの前で話せません。
十分な事前準備が必要です。

あっという間に担当月が回ってきて、毎回あたふたとしていますが、
曲に関する情報をしっかり集めて整理する作業は、演奏のためにもなっているなと、いつも感じます。


コンサートで弾く曲の準備は、練習はもちろんのこと、トークやナレーションの原稿、プログラムの曲目解説文を書くために、綿密に資料調べをします。
クラシック曲は昔に書かれた曲が多いのですが、新たに発見される資料も多く、最新情報のチェックは結構大切なもの。
コンサートの原稿も、ラジオの原稿も同じ作業ですが、1曲あたりの文章量はラジオの方がずっと多くなります。


その曲をどんな言葉で紹介するか、ブログなども参考にしながら、考えていきます。
今回の「森の情景」のように、どちらかと言うとマイナーな作品でも、色々なブログにヒットしました。

曲の紹介に、演奏のポイントや聴く時のポイントなどを加えて、原稿の完成です。

番組中に流す曲は、自分の演奏した音源を流せれば良かったのですが、良い録音のものがなく残念。
先月のホール練習で録った音源は、ピアノが調律されていませんでしたし、マイクも遠いので、ラジオには不向きでした。

月替りで1ヶ月間テーマ曲について話す、というスタイルになってから、
リスナーさんにもとても好評とのこと。
嬉しいです。

次回の担当は5月になります。
その時には、7/13の「スカぴあ 2013」で演奏する曲を採り上げることになるでしょう。
また曲についての新たな発見を楽しみに、準備していきたいと思います。

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