2013.4/4 【通し練習】

4/14(日)にヨコスカ・ベイサイド・ポケットで予定しているリサイタル「ピアノ名曲コンサート vol.8」。
今日は、ナレーションの伊礼清子さんと一緒に、通し練習をしました。

リハーサル室など、少し広いスペースを借りて、衣装もつけて通すのですが、自宅での通し練習とは違った緊張感があり、本番当日の感触をつかむのに重宝しています。


帰宅後、録画したビデオを確認。
細部の確認もしますが、ナレーションも含めたコンサート全体の印象を、客席で聴いているつもりでチェックします。
2曲目のシューベルトは、もっと柔らかい音色で仕上げた方が良いな…
自己選択曲のシマノフスキは、もう少しアクが強い感じが良いかも…

ビデオだと、姿勢や体の使い方が不自然なところも、すぐに分かるので便利です。
アスリートがフォームのチェックをするのと同じですね。
今回は特に問題なく、一安心でした。

リサイタル当日まで、あと10日。
以前はチケットの売れ行きとか、◯◯先生がいらっしゃるとか、演奏以外のことで神経をすり減らし、音楽の表現が小さくなってしまうことが多かったと反省しています。

このリサイタルも、もう8回目。
何事も山あり谷ありと心得て、気持ちを大きく持って過ごしたいと思います。



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2013.3/9、3/13【伴奏の仕事】

2週に渡って伴奏のステージです。
9日は地元のコーラスグループのコンサートで伴奏とソロ演奏を。
13日には、毎年お邪魔している「逗子童謡の会」で二期会のソプラノ・桑田葉子さんとご一緒させていただき、伴奏とソロ演奏を致しました。

伴奏とソロ演奏は、使う神経がかなり違います。
ソロリサイタルとは違うところでナーバスになるので、慣れるまで大変だったことを思い出します。

こういう場でのピアノソロは、ソロ演奏とは言っても、歌い手の休憩も兼ねていて、
声楽のリサイタルでも、合間にピアノソロが入ることがあります。
場つなぎ的な役割であったとしても、演奏させていただく以上は全力投球。
そもそも、場つなぎという意識ではまともな演奏が出来ませんし、まさに神経フル回転という感じです。


今回のソロ演奏は、どちらも10分程度の持ち時間でしたので、ショパンを3曲(ノクターン第2番/黒鍵のエチュード/革命のエチュード)演奏しましたが、歌の演奏に比べ、お客様の反応があまりよく分かりませんでした。
ピアノ演奏に入る間の取り方が不十分だったのか、お客様が何となくこの場(ピアノ演奏を聴く)になじんでいないような雰囲気を感じてしまいました。

お客様に面と向かって演奏する歌と、横を向いてしまうピアノとの違い。
それに、ピアノ曲には歌詞がありません。
クラシックピアノを聴き慣れているお客様ならともかく、今回のような場では、曲を伝える意志をもっともっと強く持たなければいけなかったのかもしれません。

演奏を聴いて楽しく心豊かな時間を過ごしていただくこと。
それが演奏家の使命です。
伝え方をもっと工夫しなければいけないな…
また一つ学びました。

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