2014.1.4/1.7 【ホール練習】

1/4は横須賀・衣笠のはまゆう会館、1/7は横浜・山手のイギリス館で練習をしました。

「はまゆう会館」の練習は、「グランドピアノを弾いてみませんか」というホール開放イベントで、
前持って申込みをし、抽選で当たると、1,800円(ピアノ2台使用の場合は3,600円)で1時間、
自由にステージで練習が出来るというものです。

以前にも参加したことがありますが、練習をステージで、
しかもフルコンで出来る機会は、とても有難いものです。
特に低音の反響は、コンサートホールのステージ独特のものがあり、自室の練習では得られません。

空きがあれば2時間の使用も可能ですが、今回は1時間。
ショパン「木枯らし」と「幻想ポロネーズ」、
リスト「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」の響きチェックをしました。

イギリス館は、英国総領事の旧公邸で、1937年の竣工。
横浜・山手の洋館が立ち並ぶ一帯にあり、現在は横浜市の指定文化財になっています。
みなとみらい線が出来てからは、元町中華街駅から徒歩7分と、交通の便も良くなりました。

昨年秋から始めたサロンコンサートの会場探しも兼ねて、今日はこのホールを借りました。
昨年利用した、上大岡「ひまわりの郷 音楽ルーム」とは、全く違った雰囲気。
建物はもちろん、家具や調度品も当時をしのばせるもので、とても居心地の良い空間です。


今日は、3/1リサイタルのプログラムを、全て通して練習。
鉄筋コンクリート造りの建物は、木造家屋とは全く違う響きで、
音が床全体に染み渡っていくような感じです。

特に低音や強音はズシンとした響きがするので、曲を選びますし、
弾き方にもかなり気をつけた方が良いように思います。

それさえ配慮出来れば、この雰囲気を生かした面白いコンサートが出来そうだと感じました。

ピアノはヤマハでしたが、これでベヒシュタインなどだと、より雰囲気に合い、
ステキなサロンコンサートになりそうなところですが…
このような洋館の中だと、日本のピアノの音色の重さのようなものが、やや気になる感じがします。

コンサートは、いかにお客様に楽しんでいただけるか、
いかに良い時間を過ごしていただけるかが全てです。
どんな内容にしようかと、あれこれ考えながら帰途につきました。

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2014.1.12 【スカぴあ ミニコンサート】

横須賀芸術劇場向かいの商業施設「ショッパーズプラザ横須賀」で、
スカぴあのミニコンサートをしました。

今回はリーダーの宮川久美、メンバーの小泉耕平、私の3人で出演。
4手連弾で「ラデッキー行進曲」、6手連弾で「ルロイ・アンダーソン メドレー」、
ソロ曲も各自1曲ずつ披露し、お話も交えて約30分のプログラム。
14:00からと16:00からの2ステージでした。

お天気にも恵まれ、たくさんのお客様。
お話もうなずきながら聴いて下さいました。
今回もスタッフの方のサポートで、チラシもたくさん配っていただけて、
スカぴあのDVDや各自のコンサートチケットも売れ、
とても有難い気持ちでした。

この施設のピアノはヤマハC7ですが、前回(昨年の5月)来た時も感じましたが、
このような場所に置かれているピアノとしては、驚くほど良いコンディションを保っていると思います。
ソロではショパンの「ワルツNo.7 op.64-2」を演奏しましたが、
タッチの手応えがとてもわかりやすく、落ち着いて弾くことが出来、安心しました。
アフタータッチの引っかかりがはっきりした感触で、とても好みのピアノです。

周囲の音が入る場所ですのでピアノの生音だけでは難しく、スピーカーをつないでの演奏でしたが、
それでもそのピアノの持ち音は感じられます。
「持って帰りたい」と思ってしまうピアノ、なかなか出会えるものではありません。

次回は6月頃に出演させていただく予定です。
またこのピアノに会えるのが楽しみです。

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