2014.4.12 【通し練習】
4/20(日)にヨコスカ・ベイサイド・ポケットで予定しているリサイタル「ピアノ名曲コンサート vol.9」。
			あと1週間あまりと迫った今日、ナレーションの伊礼清子さんと一緒に通し練習をしました。
			リサイタルプログラムを全て通して弾く練習は、もちろん自宅でも繰り返しますが、
			少し広い場所で、ドレスも着て、実際にナレーションも入れていただいての練習は、
			やはり擬似本番としての緊張感があります。
終わった後は、本番後と同じくらいの疲労感があるので、身体のケアにも気を遣いました。
			翌日、録画したビデオを確認。
			自然なフォームで弾けているかどうかは、録音だけでも分かるものですが、
			ビデオだと、実際に目でも確認出来ます。
			手が下がって音が固くなっているところや、肩が上がってしまっているところなど、
			わずかな問題点も余さずチェックしました。
			リサイタルは心身の消耗が激しいものですし、
			演奏だけでなく、集客や当日の運営まで、様々な責任も、のしかかってきます。
			どんなに小さなコンサートでも、それを主催するのは、ひとつの事業であることに変わりありません。
			ただ、毎回ベストを尽くすのは当然ですが、その度に燃え尽きてばかりではなく、
			もう少し長い目で見るようにしていきたい、と思うようになりました。
若い頃から、よく「余裕を持ちなさい」と言われてきましたが、
			ベストを尽くしながらも、常に俯瞰出来る余裕、何かあっても冷静に判断していける余裕というのでしょうか。
			毎回燃え尽きていては、次回はいちいち仕切り直しをすることになってしまいます。
社会の変化が激しく、何かと日々更新のプレッシャーがかかる現代ではありますが、
			だからこそ自分を見失わない、自分をすり減らしてしまわない余裕を持てるようにしたい・・・。
年齢を重ねて、自分の思い込みや、必要のない縛りなどが、ようやく見えてきたように思います。