2015.4.2【レッスン】

井上二葉先生のレッスンを受けてきました。
4/26(日)のリサイタル「ピアノ名曲コンサート vol.10」で演奏する、ベートーヴェンの「熱情ソナタ」です。

いつまでも先生に頼らず、出来るだけ一人で勉強するよう心がけていますが、
大曲では、やはりアドバイスをいただきたい時があります。
曲の解釈が妥当かどうか、それを音として表現出来、聴き手に伝わるものになっているかを聴いていただくと、かなり安心出来るからです。

「熱情ソナタ」もずっと綿密に練習しているのに、何となく「古典派らしさ」に乏しい感じがして、迷っていました。
特に長くて要素も多い第1楽章が、難関です・・・


レッスンで初めに通して弾くのは、とても緊張します。
全体によく勉強出来ている、とのことで、とりあえず一安心・・・
「曲が長いので、crescendo(だんだん強く)や diminuendo(だんだん弱く)などは、段階を大きくとる」など、フレーズをもっと大きく捉えるよう、指摘を受けました。
まだまだ近視眼的になってしまっていたようです。

他にハーモニーの味や、ベース音のバランスなど、細かいチェックもしていただきました。
「古典派らしさ」の乏しさが一番心配だったのですが、
「全体がきちんと形作られていれば、古典派らしく聴こえる」と、言っていただけたことも良かったです。


レッスンを受けて良かった・・・
あとは、自分自身が本当に納得して弾けるよう、確信を持って練習を重ねていくしかありません。

一流ピアニストの演奏は、「ただ弾いているだけの音」がなく、
どの音にも、どのフレーズにも意思があります。
それが聴き手にしっかり伝わっているのは、やはりすごいことですね・・・
少しでもそれに近づきたい、その思いを忘れずに、がんばっていきたいと思います。

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2015.3.30【ホール練習】


横須賀市はまゆう会館のホール開放イベント「グランドピアノを弾いてみませんか」。
リサイタルの練習で、このところ毎年利用しています。
今日は2枠(2時間)取れましたので、4/26のリサイタル「ピアノ名曲コンサート vol.10」の曲目を、
ベートーヴェン「熱情ソナタ」を含む全7曲を弾き、MDにも録音しました。


毎日の練習では、どうしても煮詰まってくることが多いもの。
気分転換の方法は人それぞれだと思いますが、「違う場所で練習する」というのも、私にとっては良い方法です。

何かことに当たる際は、長期的な目標だけでなく、短期的な目標や小さな目標を取り混ぜると良いと聞きますが、
違う場所での練習は、その小さな目標になっているようで、練習のメリハリがつくようです。
費用はかかりますが、このイベントは1枠1,900円と、普通にホールとピアノを借りるより、ずっと低料金。
こういう場は、とても助かります。


もちろん「ホールで練習した!」という気分だけで満足しては意味がないので、
録音したMDもしっかり確認。
1曲弾くごとに気づいたことをメモしておいたので、
その内容と、MDを聴いて気づいたこととを比較しました。

全体の音色は良く、表現の方向も間違ってはいないようでした。
ただ、弾いている時はどうしても細部が気になるのですが、
改めて聴き直すと、もっと大きな部分、フレーズのまとめ方や全体のテンポ感などが気になります。

リサイタルまで、あと1ヶ月あまり。
今月1日の東京・ムジカーザでのリサイタルから、もっと日が経ったように感じます。
気持ちの切り替えは出来ているので、1ヶ月しっかり集中して準備を詰めたいと思います。


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2015.3.21 【イベント企画 支援講座】


逗子文化プラザで開催された、「イベント企画支援講座」に参加しました。

2000年に始めた自主リサイタルも15年目。
10回目となる横須賀の「ピアノ名曲コンサート」は、次回から内容をリニューアルしたいと考えていたところです。
「ご自分の企画をブラッシュアップしたい方、必見!」
というチラシのコピーに、目が引きつけられました。

4週・全4回に渡っての講座のうち、 1回目はリサイタルの前日で出席出来ませんでしたが、
あとの3回、ホール機構とスタッフの役割から、企画書の書き方、広報宣伝のコツまで、
実例も交えて伝えられ、書類の作成実習(添削付き)もあって、
毎回1時間半の時間が、あっという間に感じました。

特に企画書の構成については、自主リサイタルの根幹に関わることでもあり、
とても参考になりました。


内容そのものは、これまでやってきたことの確認ではありましたが、
各専門家の言葉での説明、しかも音楽以外のジャンルも広く踏まえた説明を受けたことで、
企画の視野を広げられたように思います。

何よりも、主催する自分が一番エネルギーを持ち、積極的に心を込めた広報宣伝をしていくこと。
日々の準備に追われ、収支にもさいなまれる中で見失いがちな「真のやる気」を、
思い起こさせてくれた講座でした。

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