2015.4.12【通し練習】

4/26(日)のリサイタル「ピアノ名曲コンサート vol.10」の通し練習を、
ナレーションの伊礼清子さんと一緒に行いました。
場所は、横浜市戸塚区民センター「さくらプラザ」のリハーサル室です。

リサイタルプログラムの通し練習は、自宅でもナレーション原稿を読みながら繰り返しますが、
本番1〜2週間前に行っているこの練習は、まさに擬似本番。
やはり家での緊張感とは違います。
数日前から胃まで痛くなりました・・・


プログラム前半の、ラフマニノフ「前奏曲 嬰ハ短調 『鐘』」とショパン「英雄ポロネーズ」は、
続けて演奏するつもりでおり、ナレーションも2曲分続けた文章にしていましたが、
ラフマニノフがかなり深い集中を要するため、ショパンへの切り替えが難しく、
やはり分けて演奏することにしました。
自宅での練習の時から「この2曲を続けるのは厳しいかな・・・」と不安でしたが、
今日確定させられて、良かったと思います。


翌日、録画したビデオを確認。
本番が近くなると、焦りからか、テンポが前のめりになってしまうことが多く、
それは練習の時から気をつけてはいました。
それでも、ビデオでは前のめり感が気になるところがチラホラと・・・
姿勢が前かがみになったりすることはありませんでしたが、
フレーズの終わりが、わずかに早口になってしまうようです。

器楽的な要素の強いモーツァルト「ピアノソナタ 第15番」の後に弾く、サティ「ジュ・トゥ・ヴ(ピアノソロ版)」。
もっと「歌」らしい感じが伝わるよう、フレーズの歌い方をしっかり目にする必要がある、と感じました。
客席目線で通して聴くと、アンコール曲も含め、狙ったプログラム構成が表現出来ているかも気になります。

10回目の節目をむかえ、今回でいったんひと区切りとする、このコンサート。
今の気持ちは、お客様への感謝のほかにありません。

しんどい時、自分を支えてくれたのは、
「聴いて下さる方、楽しみにして下さっている方がいらっしゃるのだから、頑張ろう」
という、至ってシンプルな気持ちでした。

お客様に「来て良かった」と感じていただくために、
体調に気をつけ、ひたすら準備を積んでいく。
どんなコンサートでも、結局、やるべきことは同じですね。
あと2週間、心身ともに落ち着いて準備を重ねていきたいと思います。

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