2017.6.20 【レッスン】
井上二葉先生のレッスンを受けてきました。
リサイタルで弾く予定の、モーツァルト「デュポールのメヌエットによる変奏曲」と、ドビュッシー「雨の庭」です。
先生が東京にいらっしゃらない時期もあり、レッスンに伺うのが本番の5日前になってしまいした。本番間際のレッスンは、アドバイス出来ることも限られてしまうため、やりにくいものです。
ご無理をお願いしてしまいました。
脱力が難しいと感じていたモーツァルトは、ほぼOK。
ドビュッシーの響き作りの方が、色々と指摘を受けました。
また、力みを取るために、椅子の背もたれに寄りかかってさらうアドバイスもいただきました。
先生は疲れている時にそうやってさらっていらっしゃるそうで、
身体に無理がかかりません。
本番が近づいてくると、焦りもあり、身体が縮こまってくるものですが、
この練習でとても楽になりました。
レッスンは小さな本番のようなもので、終わるといったん気力が落ちてしまうことがあります。
また、本当の本番に向けて、とても不安になってしまうこともあります。
今回はリサイタル間際だったせいか、前向きな気持ちを維持出来たので助かりました。
先生にはご面倒をおかけしてしまいましたが、あきらめずに伺って良かったです。
いよいよ本番に向けて、良い練習を詰めていきたいです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2017.6.11 【第261回 逗子童謡の会】
逗子童謡の会で二期会のソプラノ・桑田葉子さんとご一緒致しました。
昨年9月に桑田さんとご一緒に伺う予定でしたが、入院中で伺えず、
とても残念な思いをしました。
今年は無事にこの日を迎えられ、本当に良かったです。
ステージでお客様を前に演奏するのは、昨年の夏、入院前の発表会で生徒と連弾をして以来。
やはり不安も多々ありました。
「桑田さんとご一緒だから大丈夫!」と自分に言い聞かせ、
11ヶ月ぶりにステージへの一歩を踏み出しました。
今日の歌は、前半は「雨降り」「かたつむり」「夏の思い出」「ほたるこい」など季節の曲。
「ほたるこい」では、桑田さんの指導で手話をつけながら歌いました。
私も簡単に覚えられて、とても楽しかったです。
後半はジューンブライトにちなんで「瀬戸の花嫁」「お嫁においで」。
そして外国の歌で「野ばら(シューベルトのウェルナー)」などを歌いました。
そして講師演奏。
ピアノソロではショパン「夜想曲 第2番 op.9-2」、
そして夜空つながりで、「見上げてごらん夜の星を」を演奏。
桑田さんのソプラノソロは、平井康三郎「ゆりかご」「びいでびいで」、
プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」より「ムゼッタのワルツ」。
いつもながらに素晴らしい声で、「ムゼッタ」が終わると割れんばかりの拍手で客席が湧きました。
ソロ演奏の際のご挨拶でも申し上げたのですが、
皆さんの歌声を聴いていて、胸がジーンとしました。
このステージに戻ってこられて良かった、演奏させていただけて良かったと、
改めて思いました。
これから身体に十分気をつけて精進しよう・・・
もっともっと楽しく聴いていただけるようにしよう・・・
感謝だけでなく、意欲を実感出来たのは久しぶりです。
いつかまた、必ずご恩返しが出来るようにしたいと思います。