【2020.12.31   来年に向けて】

 

今年は新型コロナウイルスが世界中を揺るがした一年でした。

亡くなられた方のご冥福をお祈りし、体調を崩された方のご回復を心よりお祈り申し上げます。

そして医療従事者の方、エッセンシャルワーカーの方へ、心からの感謝を捧げたいと思います。

 

音楽業界も大きな打撃を受け、私も1月のソロリサイタル、2月の鎌倉童謡の会以降、全くステージに立つことが出来ませんでした。

目標のなくなった失望感、先が見えないことへの不安は想像以上で、

心身の均衡を保つのに精一杯、という日が続きました。

 

6月2週目から、自宅・音楽教室でのピアノレッスンを再開することが出来ました。

マスク・消毒・換気を徹底しながらですが、レッスンという目標が出来たことで、

ピアノへ向かう気持ちが前向きになり、救われる思いでした。

 

 

自粛中から、スマートフォンでラジオの音楽番組を聞くようになりました。

初めて聴く曲や久しぶりに聴く曲との出会いも楽しく、音楽の喜びを見失わない大きな助けになったと思います。

スタジオやコンサート会場からの生放送もあり、客席にいる気分で聴くことが出来ました。

 

また、コンサートの生配信も初めて聴きましたが、予想以上に楽しかったです。

生音とはもちろん違いますが、開演前のワクワク感もリアルで、同じ時間を共有している臨場感がありました。

聴き終わったあとは、開催してくれたことへの感謝の気持ちで胸がいっぱいになりましたし、

コンサートを聴く形態の一つとして、価値のあるものだと感じています。

 

 

春以降のコンサートの予定も入り始めました。

実施方法などはまだ未定ですが、どのような状況になっても対応していく心の準備は出来ています。

先のことは分からないけれど、何があってもしなやかに乗り越えていきたい…

まずは心身ともに健やかに過ごせるよう心がけ、良い年にしていきたいと思います。

 

 

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