2022.10.9【試演会】
母校・北鎌倉女子学園中学・高校音楽科の同窓会「奏友会」。
在校生や卒業生、その生徒などを対象に、毎年発表会や試演会が開催されていましたが、
コロナ禍で中止が続いていました。
3年ぶりに開催された試演会。
会場は鎌倉市生涯学習センターホールです。
持ち時間が1人(1組)最大20分間あるので、
シューベルトの「ピアノソナタ イ長調 D664 Op.120」全3楽章を演奏しました。
なかなかホールが確保出来ず、リサイタルの予定を立てられずにいますが、
その分、今回は純粋に勉強のために参加出来ました。
レパートリーにしたいと考えている曲の中から、シューベルトを選択。
シューベルトらしい息の長いメロディーが美しく、以前から気になっていた曲ですが、
いざ弾くとなかなか音楽が自然に流れていきません。
メロディーがはまらないとテンポも決まらず、ブレスの場所さえ迷う始末。
メロディーを歌いながら他のパートを弾いたり、弦楽器や管楽器のイメージで弾いたりと試行錯誤が続き、苦戦しました。
ハーモニーの動きも一から見直して、ようやく納得のいく流れで弾けてきても、
全3楽章続けて弾くと終盤で集中が切れてポカミスをしたり…
ミスした箇所を潰していく練習が続け、
その甲斐あってか、何とか本番では集中切れを起こさずに弾き切りました。
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1週間後に弾いてみたら、何の力みもなく弾けて拍子抜けしました。
やはり緊張しすぎていたのでしょうか…
今回は「演奏時以外はマスク着用」という条件下でしたが、開催していただけて有難かったです。
1曲だけの演奏でも本当に勉強になり、大きな刺激になりましたし、
リサイタルを想定しない練習も充実していると実感しました。
レパートリー開拓の大切さも思い知りましたので、今はフォーレの作品を色々と調べています。
師事している井上二葉先生が最もお得意とするフォーレ。
ハーモニー進行が独特で、それこそ一つ一つをつぶさに見て読譜しないと、今回の二の舞になりそうです。
今秋の先生のコンサートが終わったらレッスンに伺えるよう、準備していきたいと思います。
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