【2025.6.12 鎌倉童謡の会 第294回定例会】

 

今年も鎌倉童謡の会へお邪魔しました。

今回は、ミニコンサート(講師演奏)でソロも披露させていただきました。

会場は鎌倉市生涯学習センター「きらら」ホール。

リーダーは、横浜シティオペラや藤原歌劇団でもご活躍のソプラノ、小田切一恵さんです。

 

まだ6月ですが、よく晴れて、真夏のようにとても暑い一日でした。

それでもたくさんのお客様にご来場いただき、この会の積み重ねを感じました。

 

 

(プログラム)

・オープニング曲「ハッピーバースデー」

 

〜前半テーマ:子守歌・朝の歌〜

 

ブラームスの子守歌/シューベルトの子守歌/チロルの子守歌/中国地方の子守歌/ゆりかご/ねむの木の子守歌/ゆりかごの歌/朝はどこから/牧場の朝

 

 

〜ミニコンサート(講師演奏)~

 

・ピアノソロ

 ショパン「幻想即興曲」

 

・ソプラノソロ

武満徹「死んだ男の残したものは」

ズィーツィンスキー「ウィーン我が夢の街」

ヨハン・シュトラウス2世「田舎娘を演じるには」〜オペラ「こうもり」より アデーレのアリア

 

 

〜後半テーマ:ジューンブライドに寄せて〜

 

仲良し小道/花嫁/あの素晴らしい愛をもう一度/瀬戸の花嫁/お嫁においで/もしもピアノが弾けたなら/大きな古時計/オーソレミオ(我が太陽)/愛の讃歌

 

エンディング曲「今日の日はさようなら」

 

 

ミニコンサートでピアノソロの後、そのまま私がソプラノソロの曲目を紹介して演奏に入る、という流れでしたが、集中不足で前奏を1音ミスしてしまいました…

ソロから伴奏への切り替えは難しい、と分かっていたのに、申し訳なく、反省です…

もっとしっかりと間を取れば良かったです。

 

小田切さんは、"今回も皆さんに歌っていただく歌の選曲に悩んだ"とおっしゃっていました。

6月=雨、になりがちなところに「ジューンブライド」を持ってこられたのは、面白いですね。

 

季節感を取り入れつつ、ありきたりになりすぎない、なおかつ歌い慣れない曲を入れすぎないようプログラムを考えるのは、本当に大変だと思います。

近年はテキストに載っていない歌(今回は「ねむの木の子守歌」「朝はどこから」「もしもピアノが弾けたなら」「愛の讃歌」の4曲)も入れることになっているので、それを選ぶのも一苦労でしょう。

 

 

また小田切さんは、"過去の曲目を確認したら、いつも「あの素晴らしい愛をもう一度」を選んでしまっていた" ともおっしゃっていました

好きな曲や共感できる曲をやりたくなるのは自然なことですし、同じ歌でも、どんなテーマの中で採り上げられているかや、前後の曲によっても印象が変わると思います。

ただ、自分がいつも新鮮な気持ちでその歌に向き合えていないとマンネリな指導になりかねませんので、そこは心しないといけませんね。

 

私も今、来春のリサイタルプログラムをどうしようかと悩んでいます。

今回はよく知られた曲を多めに、名曲コンサートのような感じにしたいと考えていますが、なかなか曲が絞れません。

候補の曲ひとつひとつに、改めて一(いち)から勉強するつもりで向き合って弾く毎日です。

納得のプログラムをご披露できるよう、新鮮な気持ちを保って取り組みたいと思います。

 

 

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