今までの歩みを少しずつ振り返ってみました。

Ⅰ.ピアノを始めたきっかけ

幼稚園年中のときに、通っていた幼稚園の先生がバイエルを練習していた姿を見て、「わたしもピアノを習いたい」と母に言ったらしい。
(私はそのことを全く覚えていない)

両親は特に音楽に造詣が深かったわけではなく、単なる御稽古事の一環のつもりで、娘にピアノを習わせることにした。
(よく聞かれたのですが、ピアニストの田中希代子さんにあやかってつけた名前ではありません・・・)

毎週土曜日の午後、近所のピアノ教室に通った。
1年後、妹も一緒に通い始めた。

Ⅱ.小学校時代

ピアノやヴァイオリンで専門家を目指す場合、幼児期から専門的なレッスン並びにソルフェージュ教育を受けるのが常識である。
(遅くとも10歳くらいまでには、専門家としての基礎固めが完成していなければならないと言われている。)
しかし、私も両親も、「音大に行ってピアニスト・ピアノ教師になる」などとは考えたことはなかった。


週1回・30分のピアノレッスンだけ、ソルフェージュもなし。
しかも、宿題に出された曲はそっちのけで、勝手に集めた楽譜を勝手に遊び弾く毎日。特にテンポや指使いはめちゃくちゃ。

他に習い事はしていなかったが、ピアノの練習よりも、近所の公園で毎日友達と遊んだ記憶のほうが印象に残っている。

そんな毎日だったのが、忘れもしない6年生の夏、ある曲の楽譜を見て、突然「この曲が弾けるようになりたい、ピアニストになりたい」と思ってしまった。理由はわからない。

(以下、続く)

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